各種素管から常温で引抜ダイスを通し引抜いて「冷間引抜鋼管」は製造されます。
日鉄片倉鋼管は、冷間引抜鋼管の製造を事業の原点に、建設機械・産業機械をはじめとする産業の発展に貢献してきました。冷間引抜鋼管は、油圧機器シリンダー、自動車用鋼管、繊維・紡織関係のロールなど幅広い分野、用途に使われ、国内外の有力企業に納入されています。
冷間引抜鋼管には、次のような特性が求められます。
1)設計に最適なサイズの鋼管であること
2)寸法精度の良いこと
3)内外面に疵がなく、保証されていること
4)求められる機械的性質を満足し、かつ安定していること
5)次工程が必要とする前処理が施されていること
日鉄片倉鋼管は、日本製鉄グループの会社として素材の選定から始まり、長年に培った加工技術力に加え、冷間引抜抽伸機および、前処理、搬送、熱処理、矯正、保管といった最新の設備により、広範囲のサイズの高品質の鋼管を製造しています。
さらに、非破壊検査設備および製品検査により品質保証体制を築いています。
長年の実績と最新技術により、日鉄片倉鋼管は、冷間引抜鋼管の国内トップシェア。
業界のリーディングカンパニーとして、新たな需要家のニーズに応えています。